2005/03/19(土)PowerDirector 4
25日に発売。案内メールには「大幅なメジャーバージョンアップ」とある。「自動編集」「カット編集」の機能強化らしいが、Premiere Proがあるので、もう不要。
検索キーワードの誤った生成
この日記に人気の若手俳優や女優の画像を検索してくるケースが多い。この若手俳優の名前は「パッチギ!」の感想のところに1回しか書いていないのだが、Yahoo!がそれをクロールし、その検索キーワードでこの日記に来ると、リンク元に記録される。それをまたYahoo!がクロールするという繰り返し。ちゃんとリンク元のタグにはnofollowが入っているが、Yahoo!の収集プログラムは理解しないらしい。
その俳優の名前を書いた前後の日に別件で画像に関する記述もあり、こうやって「○○○○ 画像」というアンド検索が成立してしまう。そのキーワードでこの日記に来ると、それがリンク元に記録されるという循環構造。何とかならないんですかね。これは検索エンジンの信頼度に影響することだと思う。
で、試しにGoogleで同じキーワード(「○○○○ 画像」)を検索してみる。いやあ、予想通りこの日記は全然出てきませんね。「○○○○」という俳優名を検索すると、この日記ではなく、「シネマ1987online」の映画評の方が先にヒットする(61件目)。ページランクから言っても、これが正しい在り方。本当に目的のキーワードを探したいなら、検索エンジンはやっぱりGoogleを使った方がいいようだ。
実はひそかにファンだった。テレビドラマを見る習慣はもう長いことないけれど、これだけは毎週楽しみで、毎回、最初の20分程度のスラップスティック的展開を堪能していた。まあ、その後は人情話的になるのが何というか少し残念なのだが、最初の20分だけで大笑いしていたので満足。長女などはファミリーチャンネルで再放送している「ドリフ大爆笑」を見て、「ふん、これより『ごくせん』の方が面白い」と言っていたほど。仲間由紀恵のセリフ回しとキャラが最高におかしかった。共演者(三枚目に徹した東幹久や生瀬勝久など)も最高である。
最終回は90分スペシャルだったが、予想通り、人情話的部分を膨らませた展開。脚本としては単純で、うまさは感じない。真っ当なことを力を込めて言うのが人気の秘密だろう。キャラクターがデフォルメされているので、普通だとクサくなる部分がぎりぎりでそうならないのである。
笑いで終わらせたラストの処理はこのドラマの本質をよく分かっていると思う。「やんばる学院」でのヤンクミの活躍を見たくなった。相当高い視聴率だったので、来年あたりまた復活するのではないか。
セバスチャン・ジャプリゾと言えば、「さらば友よ」でも「雨の訪問者」でもなく、個人的には「殺意の夏」の作家。あの映画の終盤、止められない不幸な殺人計画の描写はとても皮肉で面白かった。イザベル・アジャーニもこれが一番きれいだったと思う。そのジャプリゾ原作「長い日曜日」に惚れ込んだジャン=ピエール・ジュネが「アメリ」に続いてオドレイ・トトゥを主演に迎えたのがこの映画。戦死したと思われた恋人を探す女の話である。基本的な構造はミステリだが、ジュネの演出はラブストーリーへの比重が大きく、それに第一次大戦の戦場の悲惨な描写が加わっている。この3つの要素のうち、ミステリの部分の手際があまりうまくない。映画を見て、ああ、ああ、なるほどねとは思うのだけれど、驚くような描写はない。そういう風に演出していないのである。ジュネ、ミステリ的な部分にはあまり興味がないらしい。ラブストーリーの部分を強調したいなら、ミステリの部分をもっとすっきりさせた方が良かっただろう。登場人物を絞り込み、真相の描き方にアクセントを付ける必要があったと思う。
「踊る大捜査線」の脚本家・君塚良一の監督デビュー作。郷田マモラのコミックを君塚自身が脚本化した。霊が見える能力を持つ監察医(東山紀之)が主人公の“泣けるホラー”で、主人公の設定は「シックス・センス」のオスメント少年を思い起こさせる。オスメント少年は自分の能力に最初は戸惑っていたが、最後にはそれを理解し、役立てるようになった。この映画の主人公もそういう過去を経たようで、今は現れる霊たちに力を貸そうとしている。それが一方で悲劇を生むことになる。
福井晴敏の傑作戦争冒険小説「終戦のローレライ」(