2005/04/24(日) Samba
ファイルの共有のためSambaを設定。といってもVineにはデフォルトでは入っていないので、apt-getでインストール。設定は過去のLinuxマガジン(2004年12月号)を参考にした。よく言われるようにSambaは意外にあっさり動く。Windowsのマイネットワークから見ると、ちゃんと2つのフォルダが見えていた。ただし、publicフォルダへのアクセスができない。いろいろ設定を書き換えてどうやらOK。
publicフォルダは/var/samba/publicに設定。ln -sでデスクトップにリンクを作っておく。とりあえず動いたsmb.confの設定はこんな感じ。
[global] server string = Samba %v security = SHARE workgroup = WORKGROUP map to guest = Bad User passdb backend = tdbsam unix password sync = Yes socket options = TCP_NODELAY SO_RCVBUF=8192 SO_SNDBUF=8192 os level = 1 dns proxy = No ldap ssl = no dos charset = CP932 unix charset = EUCJP-MS display charset = EUCJP-MS [homes] comment = %U's Home directory read only = No browseable = No [public] comment = Public space ;anyone can write any files. path = /var/samba/public read only = No guest ok = Yes guest only = Yes [tmp] comment = Temporary file space path = /tmp read only = No guest ok = Yes
VMware注文
Vineの環境が整いつつあるので、VMwareのパッケージ版をインプレスダイレクトに注文。楽天のショップはクレジットカードが使えなかった。インプレスダイレクトを使用するのはWindows2000を注文した時以来5年ぶりか? パッケージ版の発売は5月9日とのこと。
被害は17万台?
ITmediaの記事によると、ウイルスバスターの問題のパターンファイル2.594.00のダウンロード数は約17万とのこと。もちろん、XPSP2以外のユーザーもいるだろうから実質的な被害台数はこの記事からは分からないが、うちのアクセスログからXPの割合を17万にかけると、11万ぐらいになる。これにSP2を適用していないXPを除かなければならないが、いずれにしても過去最高の被害件数になるのではないか。
原因はやっぱり人為的なチェックを怠ったため。無限ループでのOSダウンなんて、初心者だけがやることとは限らないわけか。
ちなみに自宅のパソコンは僕が会社に行っている間に長男が起動したらしい。動かなかったのでそのまましばらく放置していたら、動くようになったとのこと。修正版のパターンファイルを自動でダウンロードしたためだろう。ただし、パソコンが正常に戻った後、アプリケーションがたくさん起動したとか。動かなかったのでデスクトップのアイコンをクリックしまくっていたようだ。
ウィルスバスターをインストールしたフォルダにはまだLPT$VPN.594が残っていた。作成日時を見てみると、23日午前8時54分49秒になっていた。修正版のパターンファイルlpt$vpn.596は23日午後0時15分51秒。うちのパソコンは3時間余り死んでいたわけか。
映画を見たとき、原作は薄っぺらな話ではないのかと思ったが、予想は当たった。帯にあるのは「全米450万部 奇跡の恋愛小説」という言葉。ほんとにこんな簡単な小説が450万部も売れるとは奇跡以外のなにものでもない。250ページほどの短い小説で、最初の40ぺージ余りがノアとアリーの若いころの話、続いて再会した2日間が130ページほど、最後の年老いてからの話が70ページ余りである。これを読むと、映画の脚本はかなりうまく脚色しているなと思う。小説よりも映画の方が優れている数少ない例と言える。
肺ガンのくせにヘビースモーカー。若い頃、自殺を図ったために天国への門は閉ざされている。虚無的で偽悪的な主人公のジョン・コンスタンティンのキャラクターは魅力的だ。コンスタンティンは(映画では)死んで地獄に行きたくないために人間界に侵略してくる悪魔たちを追い返している。幼い頃から悪魔が見える能力を持っていたために長じてエクソシストになり、悪魔退治屋になった。それとて、正義のためではなく自分のためというのがいい。そのコンスタンティンをキアヌ・リーブスが颯爽と演じる。血を吐きながら、たばこを吸い、機関銃に似た武器で悪魔と戦う。DCコミックスの人気キャラクターを、ミュージックビデオ出身で監督デビューのフランシス・ローレンスはスタイリッシュにビジュアルに映像化している。まるで核戦争後のような地獄のビジュアルなど映像面では水準を保っているのだが、惜しいことにキャラクターに血肉が通っていない。だから物語にはそれなりのひねりがあるのに、エモーションが高まっていかない。ビジュアルがビジュアルにとどまっているのはそのためだろう。ニヒルな主人公を突き動かすエモーションをもっと描く必要があったと思う。ミュージックビデオ出身の監督が陥りやすい欠陥にすっぽりはまっている。