2005/10/22(土) ジュニア用インラインスケート
次女が欲しいというので楽天で探してみる。5,000円足らずで売っているので、これならいいかと思ったが、ジュニアのインラインスケートについてを読むと、安い製品は良くないと書いてある。当たり前といえば当たり前なのだが、あまり滑らなかったり、横滑りしたりするらしい。なるほど。ローラーブレードやK2あたりのメーカー製品は2万円近くするけれど、プロテクターと一緒にそういう製品を買った方が結局は子供のためにはいいようだ。
ちなみに長女にはローラーシューズを2年ほど前に買った。サイズが少し小さかったこともあって、ほとんど使っていない。それにローラーシューズはインラインスケートより難しいみたいですね。
20秒間500円
9月に開局した大分県のコミュニティFM局「FMなかつ」の広告料。破格といって良い価格だと思う。これなら街の八百屋さんや魚屋さんも広告を出せるのでしょう(広告制作費は5000円から1万5000円程度という)。1日の放送時間は15時間ですべて生放送。午後7時から9時までアダルト番組があり、その聴取率がいいそうだ(これは聞いてみたい)。放送時間が午後10時までなのでこういう編成になるのだろうが、いくらなんでも午後7時からのアダルトは早い。いっそのこと、昼間の放送はやめて夕方から深夜に放送すればいいのではないかと思う。
タイトルの意味よりもベルリン陥落か第三帝国の崩壊という感じの内容だなと思ったら、原題はDer Untergang(没落、破滅という意味とのこと)。その通りで特にヒトラーに焦点を絞った映画ではない。だからパンフレットにある「戦後初めてヒトラーを注視した映画」というニューヨークタイムズの批評には疑問を感じる。これまでの映画の中で描かれた悪の象徴としてのヒトラーよりは人間性が描かれているのだろうが、映画の中のヒトラーはベルリン陥落を前に錯乱した人物としか思えないぐらいの描き方である。ヒトラーは戦争を無用に長引かせることによるベルリン市民の犠牲など何とも思っていず、人間性を肯定的に描いた映画では全然ない。第一、ヒトラーがエヴァ・ブラウンとともに自殺した後も映画は延々と続くのだ。とはいっても、日本では昭和天皇をこのヒトラーのように描いた映画などこれまでまったくないことを考えれば、まだまだドイツはえらいと言うべきか。
普通だったら、映画のノベライズは読まない。映画と関係ない作家(たいていは2流)が書いた小説が映画を超える作品になるはずはないからである。この小説は梶尾真治自身がノベライズしているから読む気になった。正解だった。これは映画よりも素晴らしい。その素晴らしさの要因の一つはラストを変えたことによる。このラストの改変によって、小説は多元宇宙の概念を取り入れた時間テーマSFの佳作になった。とても素敵で幸福なラストであり、映画とは決定的に異なる。
梶尾真治原作の「クロノス・ジョウンターの伝説」を元にして、「黄泉がえり」の塩田明彦が監督したファンタジー(梶尾真治は映画をノベライズした「この胸いっぱいの愛を」も書いている)。クロノス・ジョウンターとは不完全なタイムマシンの名前とのことだが、映画にタイムマシンは登場しない。飛行機からなぜか20年前にタイムスリップした主人公の鈴谷比呂志(伊藤英明)が少年時代に好きだった年上の女性和美(ミムラ)を救おうと奔走する。和美は難病にかかっており、手術をすれば助かったのに、それを拒否して死んでしまったのだ。これに同じ飛行機に乗っていた3人の男女(勝地涼、倍賞千恵子、宮藤官九郎)のエピソードが並行して描かれる。
