2007/03/05(月) ロケフリ
ITmediaのテレビ局を震撼させた「まねきTV裁判」の中身を読んでおお、そういうのがあるのなら入ろうかと一瞬思ったのだが、考えてみれば、自宅にロケーションフリーの機器を買って接続すれば、いいのだった。先日のアカデミー賞授賞式が見られなかったのもこれで解消できる。ま、こちらでケーブルテレビに入れば、何の問題もないのだが、ロケフリの方が自宅でもテレビのない部屋で見られるようになるのだから何かと面白い。
問題はどの程度の画質なのかということと、グローバルIPが必要なこと。ルーターも買い換えなくてはいけない。ルーターはもう5年近く使っているから買い換えてもいいころだ。リモートアクセスができるルーターなら、バッファローのWZR-RS-G54HPあたりが手頃か。グローバルIPは@niftyの場合、初期費用5000円、月額2650円(@nifty 固定IPサービス)。これだけかかると、ケーブルテレビに入った方がましな気がする。さくらインターネットの「さくらのフレッツ接続」を使うと、月額980円でグローバルIPはただで付いてくる。こちらの方がいいか。ま、とりあえず、ルーターを買い換えよう。
ツッコミスパム
ツッコミは表示していないから何の問題もない、と思っていたのだが、それでもスパムを突っ込んでくるやつはいる。それがRSSに反映されるのが困る。とりあえず、フィルターにantispam.rbを(少し手を加えて)入れたので、今後は大丈夫だろうが、既に書き込まれたスパムに関しては削除するしかないか。
監督のビル・コンドンによれば、歌姫ビヨンセ・ノウルズの歌が前半あまりサエないのは助演のジェニファー・ハドソンを引き立たせるために監督がそう指導したからだという。実際、前半に目立つのはハドソンの感動的な迫力ある歌の数々。助演女優賞を受賞し続けているのも納得できる声量であり、歌唱力だ。その代わり、ビヨンセはクライマックス、「私の言うことをそのまま聴いて」と切々と歌い上げる「リッスン」で本領を発揮する。この歌もほれぼれするほど素晴らしい。36曲を収録したCD2枚+DVD1枚のサントラ盤デラックス・エディション(DVDは「リッスン」のビデオクリップと予告編2つが収録されているだけで、「リッスン」に価値はあるにせよ物足りない)は再起にかけるハドソンのバラード調の「ワン・ナイト・オンリー」から、それをパクッてポップにアレンジしたドリームズの「ワン・ナイト・オンリー(ディスコ)」、そして「リッスン」と続くところが白眉。映画の印象と同じである。2つの「ワン・ナイト・オンリー」がどちらもそれぞれに聴かせるのが凄いところだ。
このタイトルと「父さんは、今日で父さんを辞めようと思う」というとんでもないセリフで始まる映画なので、これは家族の問題を扱った映画なのだろうと思ってしまうのだが、この映画、家族の問題の追求部分は決して深くはない。例えば、マイク・リーあたりの映画に比べるべくもないぐらいの深みである。しかし、これは幸福な家族の食卓にかつていて、今は壊れた家族の食卓にいる主人公・中原佐和子(北乃きい)の話であると割り切ってしまえば、好感の持てる作品だと思う。