2016/01/15(金)アカデミー賞候補作の中で気になる1本

 アカデミー賞のノミネート作品が昨日、発表された。作品賞の候補は昨年より1本少ない8本。Metacriticのメタスコアを上から並べると、以下のようになる。

「スポットライト 世紀のスクープ」93点
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」89点
「ブルックリン」87点
「ルーム」86点
「マネー・ショート 華麗なる大逆転」81点
「ブリッジ・オブ・スパイ」81点
「オデッセイ」80点
「レヴェナント:蘇りし者」77点

 この点数で普通に考えれば、「スポットライト」が有力だが、一番低い「レヴェナント」がゴールデン・グローブ賞では映画のドラマ部門で作品賞だったので、どうなることか分からない。

 個人的に気になっているのは「マネー・ショート 華麗なる大逆転」(原題The Big Short)。コメディみたいな邦題が酷すぎるが、マイケル・ルイス「世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち (文春文庫)」(amazon)の映画化なのである。この傑作ノンフィクションについては3年前、読書日記の方に感想を書いた。サブプライムローンで浮かれている世間とは反対の立場に賭けたトレーダーたちの物語。アスペルガー症候群の天才的な投資家マイケル・バーリの孤独な姿に胸を打たれた。マイケル・ルイスは「マネー・ボール〔完全版〕 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)」(amazon)も良かったが、これも好きな作品だ。

 映画ではマイケル・バーリをクリスチャン・ベールが演じ、助演男優賞にノミネートされている。このほか、監督賞(アダム・マッケイ)、脚色賞(チャールズ・ランドルフ、アダム・マッケイ)、編集賞(ハンク・コーウィン)の計5部門で候補となった。

 出演者はベールのほかにスティーブ・カレル、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピットなど。監督のアダム・マッケイはこれまでの監督作ではコメディが多いが、今回もコメディタッチを取り入れているのだろうか。日本では3月公開とのこと。

2016/01/14(木)Rapportとスクリーンショット

 いつの頃からかFirefoxでスクリーンショットが撮れなくなった。アドオンは「はてなスクリーンショット拡張」を入れていた。これの不具合かと思い、Fireshotに入れ替えてみた。これで撮れるようになったが、しばらくすると、撮れたり撮れなかったりするようになった。おまけにWindowsアクセサリのSnipping Toolも新規作成ボタンを押すと、PCの画面全体がグレーアウトする。Firefoxを起動していない時や最小化している時には正常に動作するので、何らかのアドオンが影響しているらしい。

 原因はTrusteer Rapportだった。ネットバンキングなどを狙ったマルウェアの動作を阻止するソフトで、これには画面のスクリーンショットを撮らせない機能があるのだ。もっともこの機能、Print Screenボタンでは警告ダイアログは出るものの、撮れてしまうんですけどね。とりあえず原因は分かったので、Rapportはそのままにしておこう。

 不正送金やフィッシング詐欺を防止するPhishWallクライアントは久しぶりにサイトを見たら、Windows10のIE11だけには対応したのでインストールした。これも早くFirefoxに対応してほしい。

2016/01/13(水)日記タイトル変更

 日記をバージョンアップし、デザインも変更したのでタイトルを変えた。「映画プラス1」ってありそうなタイトルだが、検索してみると、なかったので採用。ただし、「+1[プラスワン]」(amazon)というアメリカ映画(見てみましたが、Z級映画です)や「+1 プラス ワン」(allcinema)という日本映画のシリーズがあって、「映画プラス1」で検索すると、そっちが出てくる。

 プラス1の元ネタはもちろん、ギャビン・ライアルの傑作冒険小説「深夜プラス1」ですが、個人的には「もっとも危険なゲーム」の方が好きです。「もっとも危険なゲーム」に関しては以前も書いたことがあったなと思って古い日記を検索してみたら、2003年1月28日の日記にあった。この日にライアルは死んだのだ。

 ライアルはこれを残しただけでも冒険小説への貢献度は大きいと思う。読んだのはもう20年以上前だが、「目の前に見えた。はっきりと見えた」というフレーズは今も覚えている。飛行機パイロットの主人公はある人物から大金を謝礼に与えるという言葉を聞いて、自分の新しい飛行機を持つ夢を一瞬見るのである。しかし、即座に断る。クライマックスのボウガンとライフルの対決は冒険小説史に語り継がれるべきものだと思う。

 ところがこの本、絶版のようだ。これはぜひ再版してほしい。「深夜プラス1」は絶版ではありません。

2016/01/11(月)リーダービュー

 Firefoxのリーダービュー機能はブログなどを読みやすく整形してくれて良いが、すべてのページで使えるわけではない。リーダービューアイコンが出てくるのはどうもプリント用のCSSを用意しているページのようだ。で、この日記もCSSに以下を追加したら、アイコンが出てくるようになった。

/*プリント用*/
@media print{
#main-first{width:100%;}
#sidebar{width:0%;display:none;}
#nav-header{display:none;}
nav.page-nav{display:none;}
.body-header{display:none;}
.body-footer{display:none;}
.article{box-shadow:none; border:0px;}
#footer{display:none;}
.comment{display:none;}
}

 サイドバーとフッターを消し、記事部のbox-shadowをオフにする設定。リーダービューが使えるのは個別の記事ページで、トップページでは使えない。今、この記事を表示したら、アイコンが出なかった。記事によって出たり出なかったりする。どういう基準なのだろう。

 Microsoft Edgeにも読み取りビューという機能があるが、まだ不安定で、表示しようとすると、何も表示されなかったり、クラッシュしたりする。Chromeにはこの機能まだない。

<br clear:all; />

2016/01/09(土)6年前のPCにWindows10

 半年ほど長女のところに行っていたノートPCが手元に戻ってきた。6年ほど前に買ったVAIOのVGN-TT93FS。OSはWindows7、CPUはCore 2 Duo 1.4GHz、メモリー4GB、HDD250GB、ディスプレイ11.1インチというスペック。当時流行っていたネットブックより少しスペックは高いが、起動が遅くなったので、ここ2年ほどはあまり使う気にならなかった。Windows10を入れたら、少しはましになるのではないかと期待してバージョンアップしてみた。

 寝る前にバージョンアップを開始。そのまま放置したら、翌朝にはWindows10になっていた。ただし、動かなくなったVAIO関係のソフトがあったのでビシバシ、アンインストール。ソフトウェアの入れすぎ(常駐ソフトの多さ)も動作が遅かった要因なのだろうと思い、一太郎とATOK、ウイルスバスター、あまり使っていなかったソフトも多数アンインストールした。頻繁に使うわけではないのでウイルス対策ソフトはWindows Defenderで十分だ。

 起動はやっぱり遅かったが、高速スタートアップを設定したら、ストレスを感じないぐらいのレベルにはなった。HDMI出力ができるので、テレビにつないでネット動画を見るのにも使えるだろう。

医療費還付金

 家内が過去5年間の医療費を計算して、そのうち3年分を昨年12月下旬に確定申告した。どうせ大した金額は返ってこないだろうと思ったら、16万円余り還付される年があるという。子ども2人の歯の矯正などで100万円ほどかかった年があったのだ。「(還付は)5、6週間かかる」と聞かされていたので2月初め頃かと思っていたが、口座を見たら、昨日振り込まれていた。3年分の合計18万円余り。うーん。これは大きい。確定申告って、した方がいいです。

 医療費は年間の合計金額が10万円を超えると、控除が受けられる。調べてみて意外だったのは病院までの交通費も控除の対象になること。例えば、地方から東京の病院まで公共交通機関で行くと、その新幹線や航空運賃も控除される(領収書がないとダメです)。地方在住の場合、これだとすぐに10万円超えますね。